ぐんま母乳育児をひろめる会 ごあいさつ


なぜ母乳育児に関わるようになったのですか?

世話人代表 丸山 憲一

 「なぜ母乳育児に関わるようになったのですか?」と時々、聞かれるがあります。そこで、自己紹介を兼ねて母乳育児と関わるようになったきっかけについて書かせていただきます。
 群馬大学医学部を卒業後、母校の小児科の医局に入局し、大学病院と長野県の佐久総合病院の小児科で研修後、新生児医療に興味を持ち、群馬県立小児医療センター新生児科で20年ほど働いています。小児科医であれば、誰でも母乳育児に少なからず関わらざるをえませんが、新生児医療に従事していると栄養学的な面や感染防御、母子関係の確立などの点で、その重要性をしばしば感じていました。
 しかし、医学部の学生時代はもとより小児科医になっても、多くの小児科医、新生児科医がそうであるように、母乳育児について満足な教育を受けたこともなく、「どうしたら本当に母乳が足りているかわかるのか?」、「どうしたら母乳栄養を長く続けることができるのか?」といった基本的な疑問を抱いたまま診療を続けていました。たまたま、今から、7年ほど前、NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会主催の「医師のための母乳育児セミナー」を受講し、母乳育児の基礎的な理論や方法論について勉強する機会を得、以来、母乳栄養、母乳育児の世界に入り込んで今に至っています。
 幸い、群馬には全国的にも有名な母乳育児を支援する先達がおり、また、母乳育児に興味をもつ様々な職種の方々と知り合うことができました。そして、このたび、この母乳育児支援について志を同じくする方々と「ぐんま母乳育児をひろめる会」を正式に発足させることができました。会員の皆さん、母乳が大好きな赤ちゃんと母乳で赤ちゃんを育てたいと考えている家族のためにと初心を忘れずに頑張りましょう!


たらちねの母を別れてまこと吾旅の仮廬に安く寝むかも

世話人副代表 武井 謙司

 防人として派遣された國造丁日下部使主三中が、寂しさと不安を詠んだ、万葉集ニ十巻に収められている歌です。現代文訳では「母と別れて、旅の途上の仮の庵などで眠れるだろうか」となるようです。「たらちね」とは、母乳が出る女性、母親を表わす枕詞であるとされています。万葉の昔から、母乳育児は愛情の絆だったのですね。みんなで力を合わせて、母乳育児をひろめましょう。


ぐんま母乳育児をひろめる会がめざす、私たちの取り組み

世話人・事務局長 深澤 尚伊

 群馬の小児科医の先輩方が母乳育児支援に熱心で、私の研修医の時も、そのような環境に恵まれていたため、小児科医として母乳育児への関心は少なからずありました。玉村町の3か月健診を15年間担当させていただいた時も、母乳だけで育っている子がどのくらいいるのか、統計をとったりして、不十分さについても痛感していました。
 2010年に、長年活躍されて来られた先輩方の活動を引き継ぎ、「ぐんま母乳育児をひろめる会」としてバトンを受け取り、第1回ぐんま母乳育児支援ミーティングで100名を超える参加者を得た集いが開催できた時は、「こんなにたくさんの、しかも職種を超え、お母さん方自身からも期待されていた」事を実感しました。毎年、少しずつでもよいから、着実にこの輪を広げて、母乳育児を含めた「安心して子育てできる環境作り」に貢献できるだろう、と思っていました。翌年、3月11日に東日本大震災・原子力発電所の爆発が起こり、この年は継続した活動が中断されました。2012年、第2回目のミーティングと、会としての形を成すために初回総会を開催し、再度、新しく歩み始める事ができました。
 母乳に関する研究は、近年加速度的に進んでいるようです。小児科学教科書には、確かに母乳の重要性は記載されているのですが、現実の悩みへ応えていく活動を行っていく上では、極めて不十分で、意識した学ぶ活動と現実に適応してゆく取組が求められていると感じています。私たちの取り組みが、文字通り広まってゆけるよう、輪を広げてゆきたいと思います。


母親として。歯科医として。

世話人 須藤 明子

 今を去ること20年前私は妊婦で、子供が生まれたら必ず母乳100%で育てようと考えておりました。しかし、私のおっぱいは腺が細い上、排乳口の数が少なくそれはそれは大変な授乳作業が続きました。苦労した分思い入れが強くなり、その後は同じように悩んでいるかもしれないお母さんたちを応援したいとずっと思ってきました。今回ひろめる会の活動に参加させていただくことで、少しでも皆様のお役に立ち、自分自身も母乳に関する新しい情報を吸収して行きたいです。また、歯科医師として、口腔機能の健全育成の立場から情報発信します。


母親の乳房で授乳をする、ということ

世話人・会計事務 小曽根 秀実

 母乳育児はBreastfeedingと綴ります。 これは、母親の乳房で授乳するのが基本だからだそうです。「母乳育児をひろめる」活動は、ただ闇雲に完全母乳を強いることではありません。
 このBreastfeedingの意味する通り「母親の乳房から授乳することをひろめる」ための活動です。これは、母親の願いでもあり子どもの願いでもあります。
 母乳育児支援は誰でも出来ます。これから益々、肩書きの壁を越えて「母乳育児をひろめる」活動が必要になることでしょう。


群馬県全体に本当にひろまる活動に・・・

世話人・広報 太田 裕穂

 桐生市で産婦人科を開業しています。少しでも多くの方たちが安心して母乳育児を続けられるよう、日々取り組んでおりました。この度、「ぐんま母乳育児をひろめる会」が発足し、その活動に自分自身も参加させていただけることに非常に感激しています。職種や立場を超えて群馬県全体に本当にひろまる活動になるよう、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。


★ ぐんま母乳育児をひろめる会への寄付をありがとうございます ★

1985年から24年間母乳育児の相談を電話で対応し、日本のお母さんたちを支えてきてくださった前「母乳育児をひろめる会」会長 柳川洋子先生(小児科医、柳川小児科医院)より、「ぐんま母乳育児をひろめる会」へ18,000円もの寄付をいただきました。どうも、ありがとうございました。

Last modified: 2013年8月22日 11:05